OCIMF(石油会社国際海事評議会)は、原油、石油製品、石油化学製品、ガスなどの輸送やターミナル業務に関心を持つ石油会社が集まる自発的な協会です。
OCIMFについて
本評議会は、1970年4月に、特に石油による海洋汚染に対する社会的関心の高まりを受けて設立されました。それから50年間、OCIMFは世界の海洋産業の安全に関する重要な権威となり、今日では国際海事機構(IMO)の会員企業を擁し、コンサルタントのステータスを得ています。
「人にも環境にも害を及ぼさないグローバルな海運産業」というビジョンを実現するために、OCIMFはタンカー、荷船、沖合船舶および沿岸、陸上、沖合ターミナルのインターフェイスを設計、建設、運用する際のベストプラクティスの推奨に注力しています。そのために、会員および外部ステークホルダーが一堂に会することのできる独立したフォーラムを提供し、刊行物とプログラム作成において、各人の専門知識を活用することで、海運産業の安全と環境パフォーマンスを強化します。
大規模な刊行物のライブラリに加えて、OCIMFでは世界中の船舶所有者、オペレーター、マネージャー、用船主などが利用できる一連のツールと検査制度を提供することにより、業務の安全性を高めます。それには、検船報告制度(SIRE)、沖合検船データベース(OVID)、海洋ターミナル情報システム(MTIS)が含まれます。